説明
『陶磁器の釉薬の魔法』ヨルク・シュヴァント著 ― ニルス・トーソンとロイヤル・コペンハーゲンのアーティスト・ストーンウェア(1932-1975年)
本書は、1930年代から1970年代にかけてロイヤル コペンハーゲンの炻器(せっき)工房で制作された、古典にインスピレーションを得た作品を軸に、中国の釉薬が持つ比類なき美しさを探求します。
中国の古典的な陶磁器に見られる、深みのある輝きと繊細な質感を備えた釉薬は、何世紀にもわたって専門家や収集家を魅了してきました。約1300℃で焼成される際、素地と釉薬が融合し、独特の美しさと情緒的な力強さを宿した新たな質感が生まれます。
本書は、これらの作品と長年にわたり深く向き合ってきた経験に基づく視点から、多種多様な釉薬(ゆうやく)の表現を初めて紹介するものです。化学式や専門用語は意図的に省き、釉薬が持つ視覚的・触覚的な特質に焦点を当てています。
本カタログは13のセクションに分かれており、各セクションは特定の種類の釉薬を扱い、簡潔な導入部から始まります。本書の主要部分は、釉薬が持つ、まるで魔法のような特性に捧げられています。ここでは、視覚的・触覚的な効果が生まれる要因、手本としての自然の役割、技術的なバリエーションが秘める装飾の可能性、コントラストの形成、そして素地(陶磁器の本体)と釉薬との間に生じる物理的な緊張関係について考察します。
さらに、付録にはアーティストの署名と日付コードの一覧が掲載されています。
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